ヒヨドリとムクドリは、人のそばで生活しているので、よく目にすると思います。
どちらも身近な鳥なので「どっちがヒヨドリ?どっちがムクドリ?」と、初めは悩みますよね。
ですが、ヒヨドリとムクドリは姿がまったく違うので、一度覚えてしまえば一瞬で見分けられるようになります。
まずは、上の写真を見てもらうと…違いは一目瞭然ではないでしょうか?
あとは2羽の顔を覚えるだけで、ヒヨドリとムクドリは見分ける事ができます!
ここからは他の写真を見つつ、写真ではわからないヒヨドリとムクドリの違いも見ていきましょう!
ヒヨドリとムクドリの違い
- ヒヨドリは27cmで、尾羽が長い。
ムクドリは24cm。 - ヒヨドリのくちばしは、黒。
ムクドリのくちばしは、黄色?オレンジ。 - ヒヨドリは、全体的に灰色で、頬に赤茶色の羽。
ムクドリは、顔が白黒で、個体によって羽色に差がある。
- ヒヨドリは、ほとんど木の上で活動する。
ムクドリは、地上にもよく降りる。 - ヒヨドリは、木の上に巣を作る。
ムクドリは、家のダクトにも巣を作る。 - ヒヨドリは、ピョンピョンと飛び跳ねて移動する。
ムクドリは、トコトコ歩いて行動する
- ヒヨドリもムクドリも林の中で活動する鳥です。
- ムクドリは、繁殖期以外は芝生などの開けた場所を好み、
- ヒヨドリは、水浴びの時くらいしか、開けた場所には出てきません
ヒヨドリとムクドリの鳴き声
- ヒヨドリの鳴き声は「ヒーヨ」「ピィーイ」「ピィーィジュリ」
- ムクドリの鳴き声は「キュルキュル」「ゲーゲー」
ヒヨドリとムクドリの鳴き声は、違いがわかりやすいので、聴き比べて鳴き声に慣れてみてください。
ヒヨドリとムクドリの食べ物
ヒヨドリは花の蜜や木の実、果物を好んで食べ、昆虫は雛にあげる時ぐらいしか捕まえません。
一方、ムクドリは、花の蜜は飲みませんが、木の実は好んで食べていて、ヤマモモが実った時期は、巣立った雛を連れてよくやってくるんです。他にも地上で昆虫などを探して食べ、ヒヨドリよりも雑食性が強い鳥と言えます。
ヒヨドリとムクドリの群れ事情
ヒヨドリとムクドリの違いは群れにも現れます。
ヒヨドリは、大体1?2羽でいます。
子育てが終わると、数羽で見かけるようになり、秋頃に大きな群れで移動する事もある鳥です。
ムクドリは、子育て中以外は、大抵の場合は群れでいます。
子育てが終われば、他の家族と合流して大きな群れを作り始めるので、ヒヨドリよりも大群で見かける鳥なんです。
ムクドリにしか見られない行動
ムクドリは地上で羽を広げて日光浴をします(羽干し)
ですが、ヒヨドリの羽干しは未だに見た事がありません。
観察していると、ヒヨドリの羽を綺麗にする方法は、水浴びが多い印象です。
ヒヨドリとムクドリの違いまとめ!
以上が、ヒヨドリとムクドリの違いでした!
ムクドリは直線的に飛ぶなどの違いがあります!
ヒヨドリもムクドリも身近な鳥で、公園に行けば2羽ともいっぺんに会えたりするので、ぜひ近くで観察してみてください!
ご覧いただきありがとうございました!