TONTON

| 考える、動物のこと。ヒトのこれから。 | 2016.08.18

考えれば考えるほどに、まとまらない考え。
動物達との関わりを通して、生き方を考えます。(不定期更新)

| 狩猟免許(わな)持ってます。 |

トラバサミは駄目

2014年・・・
私は狩猟免許である「わな猟免許」を取得しました。

しかし、この免許を行使したことは、2016年の現在になってもありません。

日々、ヒトと自然との距離が遠くなり、動物達に対する考え方もファンタジー寄りになってしまっている現在・・・
どうにかせねばと、わな猟免許を取得しました。

が、そんなことを伝える為だけに動物を殺すことは出来ません。
殺すことは、命を繋ぐ行為であって欲しいと、僕は思っているので、それが自分の命に関わらないことであれば、出来るだけ殺生はすべきではないと考えています。
なので、僕が狩猟をする時は、その命が僕の命を繋ぐような環境にいる時だと思っています。

なので、わな猟の免許は一応取得したに留まっています。
いつか必要になる時が来るかも知れない・・・そんな風に思いながら。

わな免許を取得するにあたって、鹿猟の見学にいったりもしました。
生きていた鹿が、死んで、鹿じゃないような・・・
可哀想とかも思いましたが、そこに鹿が横たわっている現実を受け入れていました。僕は。

時々、思います。
動物達の事を思いながら、僕は動物達に無関心だなと。
動物達の事を知りたいと思う知識欲も、動物達の側にいたいと思う気持ちも、動物達を見に行きたいと思う気持ちなんかもあまりないんです。
この地球に色々な動物達がいて、僕が畑作業をしてたり、散歩した時に偶然出会って、それだけで満足なんです。
あぁこの地球で動物達が生きているんだなぁと思えることが、とても幸せなんですが・・・

今の僕自身は生きていません。
資金的にも生活的にも・・・。
それがどうしようもなく嫌になる時があって、自然を思うふりをして逃げているだけなんじゃないか・・・なんて考えたりしてしまいます。

そう考えても、毎日を生きて、少しづつ進んでいかなければいけないのですから
僕は動物達のことを基準に考えて生きたいと思っています。
それが今現在の人間社会に必要なことだと信じていますから。

人間同士の社会で欲は際限が無い・・・
その欲を抑止するためには、人間以外の存在・・・
僕達が奪うだけだった動物達の存在を考えることが、必要なんではないかと、そんな風にも思うのです。

わなと言えば「トラバサミ」
でも、現在トラバサミは使用が禁止されています。
こういった配慮も、動物の事を考えた結果だと思うと、一歩一歩確かに進んでいるのかなぁと思うわけです。