TONTON

| おざきしょうたの自然菜園日記 | 2016.09.14

ヒトと動物達との共生を目指して、畑で野外実習しています。
自然農法実践中。無農薬。雑草と共に生きる農法。

| やっぱり引っこ抜きました |

今のこの時期恒例の、ハクサイとダイコンの生長記録の報告です。

菜園の様子

作業自体は、ハクサイとダイコンの葉っぱの表や裏を見て、モンシロチョウの卵が無いか、他のイモムシがいないか、コオロギがいないか・・・もっぱら、害虫探しです。
ハクサイは5日おきにストチュウ水と言う、焼酎・木酢液・酢を1:1:1で混ぜたものを水で薄めたものをかけてあげて、害虫に強くなるようにしています。
ハクサイは日に日に大きくなって、行く度に大きくなっているのが実感できます。
ただ、虫食いのものも何株かありまして・・・今年はコオロギだと思われる被害が大きいです。

菜園の様子

ダイコンもよく育っているもので、こんな感じ。
この状態の物は18株中4~5株くらいしかありませんが、そんなもんでしょう。
葉っぱが食べられても、また新しい葉を出して、根を太らせるのがダイコンですが、葉っぱを食べられれば食べられる程、葉っぱの方へエネルギーが回されるので、ちょっと小さめのダイコンになってしまいます。
なので、丁寧な虫チェックが大変重要。

菜園の様子

前回、試し掘りしようかどうか・・・と悩んでいたサツマイモですが、結構な数を植えていますので、一気に収穫しても困るということで、試し掘りしてしまいました。
これで3株分。
多いか少ないかは良くわかりませんが、こぶし大よりも大きなぶっといさつまいも。
サツマイモは植えてから、あまりすることが無い割りに、ちゃんと収穫出来るのが、家庭菜園の強い味方!

| へびにあしをかくごときはなし |

さつまいもを掘ると、たまにあの子が飛び出してくることがあります。
その子は、ずっと地下暮らしで、滅多に姿を見せることがないのだけれど、
さつまいもを引っこ抜く時の勢いで、一緒にポンッと地上へ姿を現すんです。
でも、突然の地上に驚くばかりで、すぐに地下へ戻ろうとします。
そしてこの時期、子どもを育てていることが多く、一緒に子どもまで出てきてしまうことがあるんです。
でも、その子の子どもは人間で育てることは難しく、地面にそっと戻してやって、親が来ることを祈ることしか出来ません。
その後、その一家がどうなったか・・・僕に知ることは出来ません。
動物の世界では親さえ生きていれば、また子どもは産まれますが、親がいなくなってしまえば、子どもは生きていくことは出来ません。
ある時を境に、子どもを守っていた親が子どもを見捨てる場面を見たことがある方も多いと思います。
僕も何で最後まで守らないんだろう・・・と、そのことに考えることがよくあります。
上で言ったことも理由の一つだし、動物は自分の出来る範囲をわきまえていて、共倒れになりそうなラインに達すると、子どもを見捨てるという行為を選択せざるを得ないのかなぁ・・・と考えています。
このラインは動物によって様々ですから、人間のラインに合わせてしまえば、そんなこと・・・となってしまうわけで、
僕達は人間ですけど、人間目線で考えないことが、動物達の敬意の示し方の一つだと、そんな風にも考えています。
と、言うわけで、このさつまいもを掘ると、一緒に飛び出すこともある動物って、何の動物だと思いますか?
なぞなぞじゃないです。