TONTON

| 意識する自然 | 2016.09.06

火曜日に更新しようと考えている「意識する自然」のコーナーでは、動物達を、自然をより知る為の本をご紹介。
僕がこれから読もうとしている本、読みたい本、なかなか手に入れられない本(金銭的に)、勿論読んだ本もご紹介。
ただ単に僕が興味を持った本の整理場所だったりするのかも・・・。

| 炭素・炭素・炭素 |

炭素文明論

化学に縁がない人でも、とても読みやすい炭素にまつわるお話。

馴染みのある物、ニコチン・砂糖・香辛料・・・アンモニアだって、エタノールだって、ニトログリセリンだって炭素から出来ている。
そして、炭素があるところに人類の文明アリってくらい、人間模様を描きながら炭素をめぐる旅に連れ出してくれる・・・そんな書籍です。

本を読んでも、炭素がこんなにも多種多様な形を持っているなんて、ピンと来ないくらい炭素の世界は奥深い。
元素記号で見ると納得できなくもないですが、実際の物体として見た時に、これが炭素なんだ・・・あれも炭素なの?ってちょっと信じられないのですが、炭素なんですね。

というわけで、読み物としても大変面白い本です。
炭素を紐解けば、人間の行動もある程度理解出来る・・・そんな風に思えるお話でした。